雪板シェイピング | カンナ&やすり

2010.01.20 Wednesday

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    前回、電動ノコで切り出した雪板ですがその後のシェイピングの様子を紹介します。
    ノコで切り出してほとんど形は完成したのですがここから3種類のカンナを使って形を整え、あらゆる気持ちを注ぎ込みつつ滑りやすく乗りやすいように削っていきます。
    まず普通の平かんなを使って滑走面を削ります。自分の場合、キックが付いてあがっているノーズとテールは付け根部分から船底状(コンベックス形状)になるよう板の外周を削っていきました。乗ったときに操作性がよくなるようにと雪に刺さりにくくなるようにとの思いからです。真ん中の平らな部分は直進性を考えてフラットに仕上げました。ウエスト部分の雪面に接する部分はエッジがあったほうがターンしやすいだろうと考えソール面は角も残して仕上げました。直進性と操作性どちらもいいように今までスノーボードをしてきた知識と気持ちを注いだつもりです。
    テールセンターは雪が後ろに抜けやすいようにとの気持ちで三角形にスリットを入れました。
    デッキ側は凸面を湾曲削りできる外丸かんなというもので角が滑らかなRになるように外周を削っていきます。このかんなは歯がRになっていて彫刻刀の丸刀のようになっています。このかんなは丸みを出すのに大活躍しました。
    有効エッジ部分のウエストのくびれた部分は反台かんなというかんな自身がかまぼこ上になっているものを使いました。これも雪板のウエストを削るために存在するかのような大活躍っぷりでした。
    かんなを使ってのシェイプは文章に書くとあっさり終わりですが何気にとても時間がかかっています。デッキは綺麗な丸みと手触りが出るように、ソール面のコンベックスも左右が均等に滑らかになるように何度も何度もかんながけをしています。何気にテールのスリットも時間がかかりました。
    そうして形が完成というより自分が納得するところまでかんなをかけたところで今度はやすりです。より手触りがよく滑らかになるように、このあとの塗料がのりやすいように何回もやすりをかけました。
    やすりは150番の荒いものでシェイプの続きをして400、800番と目を細かくしていき仕上げました。やすりまくったのでてろってろになりました。いい手触りです。これでシェイプは終了です。
    かんなでもやすりでもやはり木曽ヒノキは削っていていい匂いに包まれます。かんなをかけていて木目によってかんなをかける向きがあったり木を触っていると色々な発見がありました。やはり自分で乗るものを自分で触れて考えて作るということはやってみないとわからない得るものがあります。この雪板へ注がれる思いや気持ちも作ることによってどんどんましていきます。雪板はもちろん乗るものですが乗るだけでなくやはり作るものなんだと感じます。
    今後はさらに塗装ですが塗料などなどもまた追って紹介します。

    雪板 Shaping !!!

    2009.12.08 Tuesday

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      先日の軽井沢プリンスでの【GREEN.LAB試乗会&LADEビーニー展示】でゲットした雪板ベース。ついにシェイプを開始しました。
      そもそも雪板とは。。。雪の上で乗って遊ぶ板です。スノーボードと違ってバインディングはなくスケートやサーフィンと同じようにバランス感覚で乗ります。スノーボードの原点も風呂の蓋の板に乗ったと聞いたことがありますのでより原点に近いものです。
      当然その辺で売っているものではないので板を購入して自分でシェイプを決め、削りだしていくわけです。この辺がDIYスピリットを刺激します。
      興味のある方は是非Sweet Grassのバックカントリードキュメンタリー『Signatures』をご覧下さい。そこでも五明淳君が雪板をシェイプする姿が大きく取り上げられています。Signaturesはすでに日本だけでなく北米でもすごい話題作なのでご存知の方も多いと思います。自分にとってかなりこのMOVIEは革命的でした。人生No.1スノーMOVIEですね。普通のスノーボードMOVIEではなくドキュメンタリータッチで滑りもライフスタイルもその地に根付いたカルチャーもものすごく魅了されました。雪山好きな方は必見です。

      さて、本題に戻り雪板Shapeです。ベース材は南木曽のヒノキ材をつかって中学生が部活動の一環で製作しています。この部では自分達で地産のヒノキ材を使って板を削りだしスノーボードやスケートボード作り出し自分の作った板の乗っています。すでにやっていることは彼らが生まれたころからスノーボードをしている自分なんかよりずっと高い位置にありますね。そんなことを言うとなんかパンクなイメージですが極々普通の田舎の中学生達です。雪板ベースの売上が部費となるのも素敵です。自分達で稼ぎ出しています。前後にキックが付いていて横から見るとすでに雪板の形になっている優れものです。このキックがあるお陰で切るだけで雪板になる『雪板ベース』です。このキックがないと自分で板を曲げるか、厚みのある板から削りだす必要があります。それだともう大変です。雪板ベースが欲しい方はGREE LAB | 山喜WOODCOREのオンラインショップをチェックしてみてください。自分達が買い占めてしまいましたが(笑)あと1本ありますよ。
      どうやってシェイプを決めたかはまた後で。トレースした鉛筆のあとをジグソーで切っていきます。さすがヒノキ、切っているといい香りがします。そしていつもSTORE改装でつかっている2x4材などのホワイトウッドなんかよりずっと硬くて軽いです。木の種類でやはりかなり変わるもんですね。ヒノキが貴重なのも理解できます。

      ジグソーで切り出すともう形はほとんど完成です。ここまでわずか15分。それを今度ははカンナで丸くしていきます。ここからはいままでスノーボードしてきた経験と知識とみてきたものの見よう見真似で脳ミソをフル回転させてどこをどう削っていくか考えながらです。

      次いでやすりがけです。荒いものからだんだん細かいものにしていきながらけずって磨いていきます。まだまだ完成ではありませんがとりあえず今日はここまで。すっかり雪板の形になりました。

      自分の雪板のシェイプは Gentem StickのMantarayをトレースさせてもらいました。四角の雪板ベースを有効に面積を減らさず活用するのに適したビッグスクエアノーズ。とりあえず雪板一本目、ツインチップでないスノーボードで参考にするならGentemだろうという安易なところですがトレースさせていただきました。

      まだまだ完成には程遠くこっからが楽しいところですが今日はここまで。すでに素敵な趣きで乗るのが楽しみです。これからもっと削って磨いて、そして塗装をしていきます。続報はまた追って。
      ブログの雪板カテゴリー追加しましたので、あとからでもまとめて追っかけて見れますよ。